学校に着くと、まわりの
男子や女子がヒソヒソと何か言いながら
こちらを見て、校舎へ
向かっていくのが分かった。
女子はたっくん見ると
キャーキャー騒いでて、
そんな女子を見たたっくんは、
笑顔でその女子に一礼した。
(何か…。あんなたっくんやだ。)
私、嫉妬してんだ…。
そんなの分かってるのに、
でも他の女の子に関わってほしく
ないなんて思っちゃって…。
そんな気持ちから背く事は
やっぱり難しくて、
「もう行くね。バイバイ。」
すごく、素っ気ない
言葉で、たっくんの目なんか
見ないで、私は校舎へ向かった。
「おい。雪菜。」って私を
引き止めるたっくんをもちろん
私は無視した。
バカな私。
なにやってんだろ。
自分からこんなこと…。
けど、好きな人が、他の女子に
関わってるの見ると、
誰だっていい気分しないもんだよ。
教室へ入って、席に座った
時も私はずっとそんな事を
考えていた。



