執事に愛されお嬢様




***



朝、誰かに起こされる感じが
して私は目を覚ました。



そこには、スーツ姿の
たっくんがいた。



「雪菜早く起きろ。遅刻すんぞ。」


「えっ?!遅刻っ?!」






遅刻という言葉に敏感になって
しまった私は、急いで制服に
着替え、髪の毛をセットした。



たっくんと一緒に
食卓へ向かうと、すれ違う
メイドさん達がたっくんを
ガン見する。





(たっくんカッコいいからなぁ…)



そう思い、背の高いたっくんを
見上げていると、ふと目があった。



すぐ目を離したけど、
それは、逆効果だったみたいで…、







「雪菜。」



名前を呼ばれ、振り向いた
私にたっくんはキスをしてきた。



ビックリした私は
口をパクパクさせていると、



「俺のこと見てたから。
キスしたくなった。」


と私の頭をポムポム撫でてきた。





その事が恥ずかしくて、
食卓に着いたときは、



「どうしたの雪菜?!」
「顔真っ赤だぞ?!」



なんて、パパとママに
言われてほしくない
事を言われてしまった。


顔真っ赤なんて、分かってるよ。
だからそっとしておいて
ほしかったのに…。




たっくん本当に
性格変わった。


だって、食事中、私の好きな
レモンティーのおかわりを
たっくんが入れてくれてるとき、



耳元で、


「初キスだった?」


とか、平然とした顔で
言ってくるから。




「初キスでしたよ…!!」って小声で
言うと、「良かった。」何て
すごく安心した顔して言うから
何も言えなくなっちゃった。




でも、今日から学校が
一段と楽しくなりそう。