執事に愛されお嬢様





たっくんと約束してたのは
結婚だけじゃなかったんだ…。




ちゃんと、私の所へ
来てくれたんだ…。





「来るの遅いよ…。たっくん…。」




「わりぃ。


実はさ俺の親、離婚したんだ。


だから、あのときの引っ越しも
それが原因。俺は母さんについてった
んだ。そんしたら、名前が五十嵐
から荒澤になったわけ。


ごめんな。こんな暗い話。」





「ううん…。いいよ。全然。」





小さい頃にいろいろと
あって辛かったんだろうな…。


(辛かったね…、たっくん…。)







「たっくん…、あの…、
そろそろ離してくれる…?」



「やだ。ぜってぇ離さねぇ。」





なんと!!


でも、たっくんが、
まだ私を思ってくれてる
気持ちが伝わってきて


嬉しい気持ちになるな…。





身長もがたいも、声も、性格も
変わってしまったたっくんだけど、


たっくんはたっくん。


名前が変わってもたっくんと言う
人は変わらないよ。







「私、まだたっくんが好きだよ。」



「そんなの知ってる。
逆に今でも好きじゃなきゃ困る。」






良かった。



まだ私の初恋は
色褪せていないんだ。




よく初恋は叶わないと
言うけれど、叶えて見せる。



絶対、叶えて見せる。