『雪ちゃん、大人になったら
僕と結婚しよーねっ！！』
『うんっ！！雪ちゃんは、たっくん
の事大好きだから結婚するっ！！』
『じゃぁ、約束ね！！
はいっ！このネックレスあげる！
僕のお嫁さんって言う証だよ！！』
『ありがとたっくん！！
雪ちゃんずっと大切にする！』
『うんっ！！』
＊＊＊
『ママぁ、たっくんがぁっ…！！
たっくん…っ…！…が…いないよぉ！』
たっくんはどこにいるの…？
ネックレスくれたのに…。
お嫁さんだって、結婚しよって…
言ってくれたのに…。
たっくんにはもう会えないの…？
ヤダよ…。
たっくん…どうして
居なくなっちゃったの…？
『雪菜ちゃん…。だーいじょーぶよ！
きっと、たっくんは、ご両親と
旅行中なのよ！！大丈夫だからねぇ。』
よしよしと優しく頭を
撫でてくれるママは
とても温かかった。
『ママぁっ…！…たっくんに…
会いたいよぉ…うっ…！…』
たっくん…！
たっくん…！！
………―――
