♪ピンポーン


「こんばんわ~♪
お留守なんですか~?」


「しつこいわねぇ~
早く帰ってよ……」


外に聞こえない程の小さな声で、子豚が呟いた。




「…仕方ないな……
“極上のハム”を持って来たんだけど……
ナマものだから、とりあえず持って帰るか……」


「ちょっと待って!
今すぐ開けます!!」


極上ハムと聞いて、子豚が大声をあげた!


「あっ!コブちゃん!
開けちゃダメだっ!」


「だって極上ハムよ!
極上ハム!」


子豚は、皆が止めるのも聞かず、ダッシュでドアに駆け寄った。


ガチャッ










「ワレワレハ~ウチュ~ジンダ~~♪」


「キャアアアアアア!」


「だから言ったのに……」