〜夏祭り〜【短編】

彼は小学生のころからバスケ一筋で、高校もいわゆる強豪校に進学した。



中学の頃は、体育館を半分に分けてバスケ部と使っていたから眺め放題だった。



すごくバスケが上手くて、プレーしてる姿は本当にかっこよくて



今でも、バッシュと床が擦れる音


ボードに当たらないで決まったシュートの音


少し汗臭い体育館の匂い


気だるい空気を醸し出す君の背中


でもやっぱりバスケが好きで、一生懸命練習に打ち込む横顔



目を瞑れば瞼の裏に映る。


すべて鮮明に覚えている。