Love❤︎house




「怒ってない、の?」


「は?何に怒るんだよ」




意味が分からないとばかりに愛音が顔を傾げる。



うそ…。


絶対怒ってると思ったのに。




愛音が怒っていないことにホッとしたのか、自然と涙が零れてきた。




「え、ちょっ……なんで泣くんだよ!?」


「だ、だってぇ……」




嫌われたかと思ったんだもん。



初めて、自分のこんな可愛らしくない男勝りな性格が嫌だと思ったんだ。



止まらない涙を拭っていると、体がふと温かくなって。


それと同時にふわりと優しくて爽やかな香水の香りに包まれた。



……え?


私、今……。



「なんで泣いてんのか知んねぇけど、怒ってるとかねぇから。だから、まぁ…泣くな」




愛音は私を抱きしめたまま頭をポンポンと撫でてくれる。



その仕草で余計にホッとして…。



「うぅー……」


「なんでさらに泣くんだよ」




愛音が悪いんだ。


そんなに優しく抱きしめて、頭撫でたりするから。