Love❤︎house




「ただいま」



突然聞こえてきた声にハッと顔をあげると、制服のネクタイを緩めながらため息をつく愛音がいた。



いつの間に帰ってきたんだろう。

全然気づかなかった…。




「あ…おかえりなさい」



さっきの電話のこともあって、声が小さくなってしまう。



怒ってる…かな。



「真冬」



名前を呼ばれて、ビクッと体が震えた。


何言われるんだろう…。



拒絶の言葉?



そんなことを考えていた。


でも




「どうした?何かあった?」


「!」




かけられた言葉は拒絶でも怒った声でもなく、私を心配する優しい声だった。