Love❤︎house




唇が離れると、愛音は至近距離でフッと笑って


「バーカ」


って。




その瞬間、体がボッと火がついたように熱くなって、胸のドキドキが早くなっていくのが自分でも分かった。




「い、いきなりなにすんの!!」


「なんだよ、決まり事やっただけだろ」




分かってるけど、心臓に悪いんだよー!!





「この俺様!悪魔!もう知らないっ」




どうしてくれんのよ、この熱くなった体は!!





顔が赤いところを見られたくなくて、そっぽを向いた。



信じられない、運転手さんもいるのに!




ギュッと目を閉じてドキドキが収まるのを待った。



けれど、愛音はそれを許してはくれなかったんだ。




頭に大きくて温かいものが乗ったと思ったと思うと




「俺はお前嫌いじゃないよ」



っていう、愛音の声。




え?




「荒木、真冬のこと頼んだ。行ってくる」


「かしこまりました。お気をつけて」




嫌いじゃない。



その言葉の意味を聞こうとした時には、愛音はすでに女の子達に囲まれていて。



ねぇ愛音、それって女の子は嫌いだけど、私は嫌いじゃないって…そういうこと?