「お前にはあまり質問しないように言ってあるから、心配すんな」
「ありがとう……」
愛音の言葉は、俺に任せておけって、言ってくれているようで頼もしかった。
あ……なんか少し落ち着いたかも。
愛音の一言で落ち着くなんて、私って単純。
「では、扉を開きます」
いよいよだ……!
「真冬、腕組むぞ」
「あ、うん」
愛音の右腕に自分の左腕を絡める。
「お前は笑ってればいいから。後は俺が何とかする」
「分かった」
扉が開かれた瞬間、眩しい光で一瞬目が眩む。
「大丈夫か?」
いつもの意地悪な声ではなくて、優しい声で心配してくれる。
コクンと頷き、私は愛音と歩き出す。



