着いたのは高級ホテル。
一生縁のない所だと思ってたのになぁ……。
控え室に着くなり、あっという間に白のドレスに着替えさせられ、髪はアップでまとめられ、
飾りとして百合の花のピンが止められた。
「化粧はしなくても大丈夫ね!元々可愛いから!」
ってことで、ファンデーションとチークだけで化粧は終わった。
「素敵よ!真冬ー!!」
控え室に入ってきたお義母さんとおばあちゃんは、携帯で写メを撮りまくった。
「今日はマスコミも有名企業の方達も沢山来てるからね。会見は全国ネットで放送されるわ」
ぜ、全国ネット……!?
「真冬、愛音の部屋に行ってらっしゃい。準備できてると思うから」
「うん、分かった!」
部屋を出て、愛音がいる控え室に向かう。
ノックしてから、ドアを開ける。
「愛音ー?準備できて……っ!!」
ドアを開けた先には、グレーのスーツを着て、髪をいじった愛音がいた。
かっ……カッコよすぎっ……!!
色気MAXっ……!!
私がその場で硬直していると、愛音が私に近づいてきた。
「何?俺に見惚れた?」
「ち、違っ!!」
違くないけどっ……!
「じゃあ何でそんなに顔赤いわけ?」
ジリジリと迫ってくる愛音にドキドキして、逃げられない。
「素直じゃないねー。正直に言えば?」
「ぜ、絶対言わない!」
「あっそ。別にいいけど」
愛音は私から離れると、ジッと私を見つめる。
な、なに!?
愛音の視線にドキドキしていると。
「へぇ、可愛いじゃん」
って……えぇえ!?



