Love❤︎house

side 真冬




「どれがいいかな!?」





私は今、指輪選びに悩んでます!





「このシルバーもいいけど、この小さいダイヤが入った指輪も可愛い……」






どうしよう、すっごく迷う。





お店に入って、すでに30分が経過していた。




どうしようかと迷っていると、シンプルなシルバーの指輪が目についた。





「これ、愛音に似合いそう……」





うん、決めた!

これにしよう!





「愛音、これにする!」





店内の壁に寄りかかるように立っていた愛音を呼ぶ。





「これでいいの?もっと女っぽいのあるけど」



「いいの。これなら愛音にも似合うと思ったから」





お支払いの時にイニシャルを入れてくれるというので、お願いした。




さすがは南野財閥。

数日かかるだろうと思っていたのに、あっという間にイニシャルを入れてくれた。


これで結婚披露宴に間に合う。




受け取った指輪を、さっそくお互いにつけあった。




左手の薬指に光る、結婚指輪。

その指輪には、愛音と私の名前がローマ字で刻み込まれている。




好きな相手ではない。

けれど、愛音となら上手くやっていけると思うし、きっと好きになれると思う。





「帰るか」


「うん!」





手をつないで、店を出た。