真冬と手をつないで街を歩いて分かったこと。
それは、真冬はやっぱりモテるってことだ。
すれ違う男が必ず真冬を見る。
そんなことにも気づいていない真冬は、
「愛音、指輪ってどんなのがいいかな?」
なんて、楽しそうに満面の笑みを俺に向けてくる。
ヤバイだろ、その顔は……。
いくら女に興味がなかった俺でも、そんな顔を向けられたらどうしようもない。
「お前の好きなの選べばいいよ。俺は何でもいいから」
「ホントに?やった!」
この無自覚だけは、どうにかならねぇかな……。
俺は小さくため息をついた。
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