Love❤︎house




「愛音っ……た、助けっ……」





困ったように顔を歪ませた真冬がいた。




なんでアイツがここにいるんだ!?





俺は考えるよりも先に、男の中から真冬の腕を掴んで引っ張った。




そのまま追ってくる男子を振り切るように、少し先の曲がり角まで走る。





「た、助かった……」





はぁー、と息をつきながら、ふわりとした髪を耳にかけた真冬。





「お前、何でここにいるんだ?」



「お義母さんが迎えに行って、そのまま買い物して来なさいって……ほら、婚姻届も持ってきたよ」




真冬は鞄から婚姻届を取り出し、「ね?」と俺に見せた。





ね?じゃなくて……。





「お前、自分の外見分かってんのか?」


「え?何か変だった!?」





無自覚かよ……。



コイツ、絶対自分がモテるって分かってねぇぞ。





「愛音ー!」




ふと見ると、奏が息を切らしながら走ってきていた。





「置いてくなよー!ほら、これお前の鞄!」



「あ、悪ぃ」






いつの間にか鞄放り投げてきてたのか。