「あああ愛音!?」 「言いたいことは分かる。今説明してやるから」 やっとのことで終わりにした両親は、そのあと何事もなかったように席についた。 「いやー、ごめんなぁ。ビックリさせちゃったね」 真冬は言葉も出ないのか、コクン、コクンと、何度も首を縦に振るのが精一杯だったみたいだ。 「じゃあ、真冬ちゃん!この家の決まりごと、教えてあげるからね」 さーて、いよいよだな……。 決まりごとという名の罠の全てが聞かされることになる。 俺は固まったままの真冬の頬を指でついた。