「真冬、お前身長いくつ?」
「え?160だけど……」
俺が176だから、16cm差か……。
「お前ちゃんと食ってる?細すぎ」
「食べてるし、細くない……って、うひゃあ!?何すんの!」
俺は真冬を片腕で抱き上げた。
軽っ!!
ホントに大丈夫かよ。
倒れたりしねぇよな……。
そんなことを考えていると、真冬のか細い声が聞こえた。
「あ、愛音ー、降ろしてぇ……」
あ、降ろすの忘れてた。
ゆっくり真冬を降ろしてやると、真冬の顔は真っ赤になっていた。
ホント、こいつのこーいうとこがツボなんだよな。
「真冬、行くぞ」
「この性悪男……」
ボソっと俺に聞こえないように言ったんだろうけど、バッチリ聞こえてるっつーの。
「誰が性悪男だって?」
顔を近づけると、真冬はまた顔を真っ赤にさせる。
「な、何でもありません!すみませんでした!」
ははっ、やっぱり面白れぇ。



