「素直にそうやって来ればいいんだよ」
勝ち誇ったように笑う愛音。
やっぱり、こんな奴嫌いだ!
愛音はドライヤーで私の髪を丁寧に乾かしていく。
髪に優しく触れる愛音の手は、ドキドキするけど、心地良い。
「お前の髪綺麗じゃん」
「そ、そう?」
「これって地毛?俺この色好きだな」
「祖父がドイツ人だから、遺伝で生まれた時からこの色だよ」
そうやってドキドキしながら髪を乾かしてもらっていると、部屋のドアが急に開いて……。
「愛音ー!真冬ー!ちょっといいかー!」
元気な声で入ってきたのは、お義父さんとおじいちゃんだった。
わあぁぁああっ!!
「ぉお!!さっそくイチャついてんのか!」
「あの愛音がなぁ……!!こりゃ真冬にして正解だったなぁ!」
「うるさいから。別にイチャついてねぇし。勝手に入ってくんなよ」
私は急いで愛音から離れようとするけど、愛音が後ろから私のお腹に片腕を回して立ち上がれないようにするから、
離れたくても離れられない。
ちょっと!
愛音ーーっ!!



