「そういえば、この家の決まりごとってまだあるんでしょ?」
「あー……明日になれば分かる」
明日……?
「まだ夫婦じゃないし、今日はしなくていいと思うから」
しなくていい?
何かするの?
「すっごい気になるんだけど」
「……やめとけ。明日まで聞かない方がいい」
「えー?」
なんだろう?
ホントに気になる。
「まぁ、あれだけは今日からやらないとダメだな」
「な、なに?」
私はドキドキしながら愛音の言葉を待った。
ドキドキドキドキ……。
「俺とお前、今日から一緒に寝るんだよ」
……は?
私の思考が、一瞬ストップした。
「い、いいい一緒に!?」
「そう。服置いてある部屋の隣の部屋、あそこ寝室でダブルベッド置いてあるから」
だ、ダブルベッドっ……!?
私は勢い良く立ち上がり、その部屋の扉を開いた。
「っ!!」
そこにはキングサイズのダブルベッドが……。
嘘……。
「愛音」
「なに」
「これも、決まりごとのひとつ?」
「そう。夫婦は毎日一緒に寝ること。ベッドがないから、これだけは今日からやんねーと」
わ、私の心臓……朝まで持つかなぁ?
ただでさえ、さっき顔が近づいただけで心臓が破裂しそうだったのに……。
こいつが、無駄にイケメン過ぎるせいでっ……!!



