足を抱えてなるべく体を縮める。
ドキドキではなく、もはやバクバクと音を立てる胸。
湯船に浸かってるのに。
温かいはずなのに、体が冷たい。
こんなに緊張するのは、いつぶり?
両膝に顔を伏せているとドアが開いて、愛音が入ってきたのが分かった。
「なんでそんな小さくなってんの?」
「う、うるさい。別にいいで…わぁっ!?」
いきなり顔にシャワーをかけられた。
「ちょっと、何すん……っ!!」
文句を言ってやろうと顔を向けた瞬間。
私の目に、引き締まった体と、優しい目をして私に笑いかける愛音の顔が映った。
「やっとこっち向いた」
「〜〜〜っ!!」
恥ずかしくて。
愛音がカッコよすぎて。
見ていられなくて、顔をまた背けた。
そうしているうちに体を洗い終えた愛音が、シャワーを止めて湯船に入ってきた。



