私がそう言うと、井上君は急に鬼のよう に怖い顔になって、 「わりぃ。今日はもう帰るわ」 「えっあっうん。じゃあね!」 といって、井上君が帰ってしまった。 私は委員会の仕事があったので、それを 終わらせてから帰ることにした。