私――――涼が、好きなんだ。 男の子だけど、穏やかで 優しくて温かい、涼が。 涼と話してる時のこの心臓の ドキドキっていう音が、 涼への気持ちを確信させる。 この音が、 “涼が好き”って気持ちの証。 誰かをこんなに 好きになったことはない。 私はいつの間にか、 涼に恋をしていたんだ。