フランクフルトのお店を見つけた相川君は、 小走りでその列に向かいながら、 振り向いて私を呼んだ。 「神山、早く来い!」 「待ってくださーい、相川君!」 焼けているフランクフルトは 相川君の前の人でなくなってしまった。 ガッカリする相川君の隣で、私は嬉しくてニヤけた。 「指輪は、なし…か。」 相川君は私の手を見て、呟いた。 どういう意味だろう… フランクフルトを2本持った私。 今、こけたら確実に顔面大ケガだよね。 片手に2本、もう片方に1本持った相川君は、その1本にかじりつく。