「腹減ったな。俺、フランクフルト買ってくるけど、誰かいる?」



相川君は腕まくりした袖をもっと上まで上げながら、みんなを見渡した。



5人くらいの人が手を挙げて、相川君は苦笑した。



「おいおい、俺そんなに持てないよ。…あ、誰か手伝ってよ。」



相川君は、キョロキョロとみんなの顔を見た。



私…一緒に行きたい。


勇気を下さい。



私は胸に手を当てて、

赤い下着をつけていることを思い出す。




今がチャンス…




相川君が、

フランクフルトを一緒に買いに行ってくれる人を探してる。




こんなチャンス…もうない!!