「わ、悪かった……」 なんか俺が無理やり触ったみたいな感じになってるし。 「もっと……そういうのは…… 大人になってからで……」 「大人っていつ?」 「は……20歳とか?」 「ハ!?」 「じ、じゃあ大学生になったら?」 俺がぶすったれた顔で栞奈を見ると、 眉を下げて「ごめん」と呟いた。 「別に怒ってねーけど。 お前が嫌がることすんのが一番嫌だし。」 「ありがと……」 栞奈が可愛く微笑むので、 仕方なくキスだけした。