黒板にスラスラと数列を書く先生の手先をボーッと見つめる。 その視線を遠くの前に座る奏の背中に移した。 久しぶりに 夜に奏の部屋に行こうかな……。 私がキス拒んでばっかりで、ちょっと悪いことしちゃったし……。 私だってホントは…… きゃー! なんちゃってなんちゃって!! 妄想さえ照れ臭くて、 私は頬を両手で抑え、 自分の熱を抑えようとする。 早く授業終わらないかな……。 そんなことを考えていた時、