「何これ。」 「えっと……スリッパです……。 しかもライオンの足!可愛いでしょ。」 「ハハっ……」 奏は顔を手で覆って笑い出す。 「な、なんで?可愛いじゃん!」 「うん。」 奏は私に顔を近づけて言った。 「可愛い」 ボッ……// 顔が熱を帯び、奏から目線をずらす。 「よかったら使ってね……。」 「使う。 それから、お前、森田のことどう思う?」 ハ? なんで森田さんが急に出てくるんですか?