「……今ヘーキか?」 「……奏……」 なんでいつも私が泣いてる時に奏がいるんだろう……。 タイミング悪すぎる。 「部屋暗いけど、さくら寝てんの?」 奏はいつもさくらのことを気にかけてくれる。 意外と子供好きなのかもしれない。 「うん。 だから、また明日にしてくれない?」 「いや……悪いけど、今。 俺の部屋来い。」 こういう風に言われちゃったらもう私に拒否権はない。 「……分かった。」 私はもう一度袖で涙の跡を拭いてから立ち上がった。