1時間くらい勉強を続けた。 周りは暗いのに、目の前のスタンドライトだけが煌々と照っている。 ずっとひとりで、物音もないところで動かずにいると、 ここがどこだか分からなくなりそう。 机の隣に置いてある写真立てを手に取った。 ずっと見られずに、伏せて置いてあったもの。 恐る恐る写真を見た。 「…………。」 幸せそうに映る家族。 こうして笑っていたのが、もう何年も前のことのように感じる。 こんなのって酷いよね。 2週間くらい前は一緒にいたのに。 もう思い出に作り変えてる。