「おねーちゃん。」 聞きなれた声で目を覚ました。 「さくら?」 うわっ、お尻痛っ 机の上を見ると、数学の問題集があった。 ね、寝落ちしたぁぁ!! 「6:20だよ?お仕事の時間。」 「ほ、ホントだ! さくらありがとー!大好き!」 さくらを抱きしめると、 キャッキャッと笑って喜んだ。 今日もまたファミレスのバイトだ。 昨日はなんとかなったんだし、今日も! いつも通り不機嫌な奏を起こし、 さくらを保育園に送り届けてから学校へ向かった。