狙われし姫巫女と半妖の守護者



さっきまでの小バカにしたような素振りは消え、声のトーンが急激に落ちる。

「あの鈴と対になって初めて、君は姫巫女になれる。あれがなければ、ただの価値ない人間だ。でも、君の身からはしっかりと姫巫女のオーラが出てる」

彼は淡々と言い、不敵な笑みを浮かべる。

「ねえ、ウソをついたってダメだよ。君こそ姫巫女様なんだ。本当は知ってるよね?」

私の心の奥を探るように私の瞳を深くのぞき見てくる。

そして、私の肩へと手を伸ばし迫ってくる。

私はその手を思いきりなぎ払った。

「だから、知らないって言ってるじゃない!! ていうか、現代になって本気で姫巫女とか言ってるなんて、バカなんじゃない!?」

鉄骨に拳を打ちつけて声を張り上げる私。

ムカつく笑みを浮かべる彼を、息を切らしながらキッと睨みつけた。

そうだ、私は元々自分のうちの神社なんて大嫌い。

姫巫女がどうとか、妖怪がなんだとか言う方が頭がおかしいに決まっている。

もう、そんな類のものはたくさんなの!