狙われし姫巫女と半妖の守護者



だから私は踏ん張れていた。

だから私は、この刀を握れている。

私と紫希だけで握っているのではないんだ。

みんなの力で、この希望の刃を支えている。

たくさんの仲間が力を与えてくれる。

だからこそ、私が折れてはいけないんだ。

紫の光が今も下品に食い付いてきている。

このまま、この美しい刃を食わせてなるものか。

そう、神がいないのなら自らの力で切り開けばいい。

残酷さを嘆いても何も始まらない。

どこの誰かもわからない存在を信じるよりも、仲間を信じる方がよっぽどいい。

だってこんなにも、頼もし過ぎる強い仲間がいるのだから。

私はもう一度、歪みきった顔で紫希を見やった。

彼も歯を食いしばった必死の形相で、強く頷く。

支えられている腕を、力づくで押し出した。