このまま倒れたら、私が手をはなしたら、あの塊が降ってくる。
この村が壊れてしまう……!!!!
けれどその瞬間、私の背中は力強く押し返された。
「凛様!!!!」
背中にいくつもの手が押し当てられていた。
私は倒れずに立っていた。
私の名前が強く叫ばれる。
たくさんの手に触れられた背中が、泣きたくなるほどあたたかい。
声は尚響く。
「私たちの力もお使いください!!」
「背中は私たちに預けてください!」
「私たちがついています!」
背中も肩も腕も、たくさんの仲間の手が支えてくれている。
ひとつひとつが力強い。
声が姫巫女の光よりもずっと美しい輝きを放って、私に降り注ぐ。
私の背中を強く強く押す。


