立っていることさえ精いっぱい。
紫希の力でなんとか刀は支えられている。
歪みきった顔で上空を見上げれば、紫の光が黄色い輝きに溢れた刀の切っ先を食いつくそうと、がむしゃらに押し寄せてくる。
その時、淡い黄色の光の向こうに、まっすぐで勢いのある光線が走ったのが見えたのだ。
「さっさと滅びてしまえ!」
琴弥の手からだ……。
その光線が、刀で押しとどめたエネルギーの塊に吸収されていく。
私は思わず悲鳴をあげた。
刀が一気に重みを増す。
刃がしなり私の鼻先にまで、自身の刃が押し寄せる。
耐えきれなくなった足が、地面の上を滑った。
私は刀に必死でしがみつく。
けれど体が崩れていく。
紫希がかたく刀を握ったまま、崩れゆく私を見て目を見開いた。
頭の中がまっ白になる。


