私は全身全霊で叫んだ。
「こんな残酷な戦こそが、大きな罪よ!!!!!!」
とめどなく涙を流しながら、ありったけの声を振り絞った。
その刹那、手に握った鈴が目もくらむような黄色い光を放ちだしたのだ。
私の覆う指など何の意味もなく、光が溢れだして止まることを知らない。
夜の闇に眩くあたたかな黄色い光が溢れていく。
「これが、姫巫女の力……」
私は手を震わせながら呟く。
するとそんな私の震える肩を、あたたかい手が包んでくれた。
「そうだ、やったんだ……。鈴から出るその光を見たことがある。それが、姫巫女の力だ」
紫希の静かな声が聞こえた。
涙をためた彼の瞳がきらりと輝く。
そして黄色い光が私も紫希も丸ごと包んでいく。
それはとてもあたたかい光。
自然と涙をあふれさせる。


