狙われし姫巫女と半妖の守護者



悔しさで息苦しい胸に、聞き捨てならない言葉が一瞬にして広がった。

私の中で怒りが弾けていく。

両の手が悲鳴をあげながら固い拳を作る。

「だから、罪じゃないって言ってるでしょ……。汚れてなんかいない!」

私の声が打ち上げ花火のようにはじけ飛んでいく。

もう罵られてたまるか。

大事な仲間を汚されてたまるか。

私はそんな言葉を口にしたらもう二度と許さないと忠告した。

琴弥が、宙に漂う響までもが、その場に硬直する。

胸が熱い。

私の中に正義の烈火が燃えていく。

それに目覚めさせられ私は鋭く、琴弥をとらえた。

「種族の違いなんて関係ない。愛する心は、美しいものなの! 自由なの!」

体中から想いが解き放たれていく。

涙さえ飛び散った。