狙われし姫巫女と半妖の守護者



ろう下の窓をこっそりと覗きこめば、腰をかがめて笑い合う凸凹な二人が映り込んでいる。

そんなふたりだけの姿に、私の胸はほっこりとあたたかくなる。

「じゃあ、私も雨宮おじさんで」

私は少しもじもじとする指を背中に隠し、いつものようにおじさんの名を呼んだ。

この方がしっくりくる。

私と先生は教師と生徒である前に、友達のようなものだ。

両親との昔からの友達で、雨宮おじさんの言うとおり赤ん坊の頃から知っているのである。

だから名前で呼ばれたからと言って、クラスの女の子たちが妄想するような関係ではないのだ。

でも、ちょっぴり上目遣いで雨宮おじさんを見てみる。

まあ、まったく恋とは関係ないのだけれど、ちょっぴり憧れのようなものだけはおじさんに対して抱いているかもしれない。

小さい頃から私の一番側にいた、お兄さんのような存在でもあったからだと思う。