笑って茶化しながらも、私は嬉しいって思っている。
体を大の字に広げた天くんが、子供らしくピカピカしている。
私はほっとして大きく息をつく。
それだけで、よかったって思えるの。
元気に跳ね続けるその背中を見ているだけで、目頭が熱くなる私はどうも最近、涙腺が弱くなったらしい。
なのに、それにも負けない笑いがこみあげてくるから、とっても不思議。
涙が出るほどあたたかいよ。
「あれ? 楽しい声が聞こえるね。天、どうしたんだい……」
そんな中どこからか声がした。
「姫巫女様……」
声の方にいざなわれて首をひねると、縁側の向こうの障子が開き、背中が丸くなったお婆さんが顔をのぞかせていた。
落ちくぼんだ目に、しわくちゃの枝のように細い手。
昨日の、お婆さん。
「あっ、ばあちゃん! 凛お姉ちゃんが遊んでくれてるんだよ!」


