「ああ、昨日のぼく?」
私はぼけっとしながら声を出す。
男の子は目をぱちくりさせて、小さな足で地を踏みしめていた。
*・*・*・*・*
小ぢんまりした家の縁側に、外から腰を下ろした。
心地よいほっとするようなやわらかい影が伸びる。
「昨日はお花をどうもありがとう」
私は隣で足をぷらぷらしながら座っている男の子に笑いかけた。
男の子もニコニコと笑顔を浮かべて私を見上げてくれる。
「よかった、姫巫女様喜んでくれたんだ」
大きく口を開きかわいい歯をのぞかせる無邪気な笑顔。
私はその笑顔に胸がほっこりとして絶えず笑みがこぼれる。
でも、姫巫女様っていう響きだけが胸に引っかかった。
私はちょっぴりつの口をして、彼の瞳を覗き込む。


