「亜果梨…眠いよぉ~!」 「あたしもぉ~」 頭がポヤポヤする。 桜の蕾が膨らみ始め、咲いている花もある。 暦は3月になり… 高校生活もあと少しで 終わろうとしていた。 少しだけ、卒業したあとの新しい人生にワクワクしている。 だけど、切なさが胸の半分以上をしめていた。 「先生~」 って、学校で呼ぶこともできないのが寂しい。 学校の友達と廊下で話したり… 学校の生活はもぉできないのが寂しい。