「ここは、軽い気持ちでいれないでしょ?」 軽い気持ちでいてはいけない気がする。 軽い気持ちだと、きっと皆を傷つけ自分を傷つける気がするの。 「別に、軽くていいんじゃねぇのか。」 「えっ?」 「俺だって、軽い気持ちでここに入った。 最初はな。」 当麻、そう答えた。 「そう。」 なんて答えればいいのか分からず、素っ気なく返事をしてしまった。 私は、何も言わずに当麻のソファーの端っこに座った。