しゃがみこんだ、紗綾と目が合う。 『ごめんなさい。 危険だから、帰って。』 と口パクで伝える。 なんで、俺のこと今になっても助けようとするんだよ。 「無理すんな。」 炎王は紗綾をお姫様だっこというやつをする。 「命拾いしたな。」 炎王はそう言って、その場を紗綾と一緒にさった。 それと同じで、他のメンバーもその場から去っていった。 くそっ・・・俺じゃ、紗綾のこと助けられねぇのかよ。