「耳、弱いな。」 そう言ってニヤリと笑う。 この時、からかったことを後悔する。 当麻が耳を甘噛みする。 「っつ――。」 「愛してる。」 そう言って、甘いキスを落としていく。 頬におでこに耳に、そして唇に。 「顔が真っ赤で、可愛い。」 真っ赤な頬にそっと手を置いて、撫でる当麻。 「当麻の意地悪。」 当麻の意地悪も今日はものすごく愛おしい、こんなに愛おしいなんて。