目に入ってきたのは、ベットの上にいる母の姿。 母は、窓の外を見ていた、けれど入ってきたことに気づきこっちを見た。 母は、驚いた表所を浮かべた。 みるみるうちに、瞳に涙を貯める母。 前より痩せていた、いやどちらかといえば・・・やせ細った。 「おかっ・・・さん。」 喉下に、言葉が止まる。 喉が乾く。 「怪我は・・・大丈夫?」 お母さんが私の方に、手をさし伸ばす。 私は、それをゆっくりと握った。