「この子、面白い。」 男の子は地べたに座りながらゲラゲラ腹を抱えて笑う。 あまり、褒められているような気がしない。 むしろ・・・けなされている感じ。 「日向、何笑ってんだ?」 また来た。 次は三人もいる。 ますます、めんどくさくなったわ。 「ていうか、コイツって高嶺の花だろ?」 銀髪のチャライ格好をした男の人が、指をさしながら私の方を見てくる。 軽そうだわ・・・ それより、高嶺の花・・・高嶺の花・・・本当に、うるさい。 学校の人たちまで、私をモノのように扱わないでよ。