「知らないわ。 生きるために必要な情報じゃないから。」 生きるために大切なことだったら、覚えるけれど、黒龍・・ ・というやつを覚えなくても生きていける。 男の人は、私を聞くなりクスクス笑っている。 変な人ね。 「黒龍知ってるよね?」 「・・・興味がない。 あと、用がないなら話し掛けないで。」 屋上にいる限りは、一人の時間を満喫したいのに。 邪魔なんかされたくない。