「お前、それワシのやねん‼離せや‼」


「これはぼくのだよ‼myモンブラン‼」


「いやワシの言うてるやろ‼お前は海ぶとうでも食うとけ‼毛が生えてくんぞ‼そんな黒人ジャズシンガーみたいな頭しよって。結局、雷の出しすぎで毛ぇなくなったんやないけ‼」


「それはTOP SEACRET's‼」


びりびりと静電気が起き始める。


小さな小さなエイリアンが2人。いや二匹。


彼らにとっては大きな、モンブランの上の栗を奪い合っては離さない。


かたやモヒカン、かたやけっこうなアフロ。


「雷雷うっとうしい‼雷起こしでも食うとけ‼口もっさもさになれ‼お前が雷で来るんやったら、わしは爆発したんねん‼」


「Hope Speace(望むところ‼)」


家が揺れ出したのでぼくはすかさず。


「半蔵‼」


すぐに黒い悪魔がやってきて、その前脚でエイリアンを仕留める。


「くっ‼デビルめ、BRACKイービルめ」


「なんでわしまで押さえつけられてんのや⁉あれわしの栗やん‼わしの___」


「半分ずつ。だってこないだ1人で食べて、お腹壊したでしょ?ちゃんと半分ずつして。わかった?」


渋々といった感じで頷いたもっひーは、半分に割ろうとした栗を…。


パクリ。


半蔵が食べましたとさ。