「引っかかったな‼これが地球の実力や‼身動き取れんやろ?暴れたら暴れるだけ吸い込まれるんや。そうやって戦意を喪失してやな、自滅に追い込む世にも恐ろしい兵器なんや‼」


もっひーが自慢気に叫ぶ。


だが。


「Youもトラップに引っかかってるじゃないか。ぼくよりひどい角度で」


「そ、それ言うなや‼」


そう、モヒリアンは着地に失敗して、頭からいった。


ほっぺを綺麗に接着しており、生まれたての子牛みたくなっている。


「どや⁈降参か?降参するんか?」


「その態勢で言われても…」


「わしの態勢は関係ないやろが‼お前のアフロが人質なんやぞ‼アフロなくなってもええんか⁈ほんまにワカメで代用せなあかんようになるで‼」


「それは困る‼」


「ほな一時休戦や‼まさる、はよ戻したって。って、何処行くねん‼なに?テニスの決勝?ジョンボロビチニリッチ戦がやるやて?誰やねん‼そいつ誰やねん‼」


「あ、取れた」


「取れたてなんや…おま、アフロ、ズラやったんかいな‼マジでか⁈この、なんやろな、なんや切ない気持ちも返してくれ‼童心を返してくれやー‼」


ホイホイの真ん中で愛を叫ぶ。