「・・・あれ??今日、巧は??」 「あー??巧??なんか、しらばく来てないよー??」 机の上に足を乗っけて、だるそうに1人の女子が返事をした。 「・・・巧が、休み??」 バカは風邪を引かない。 その通りに、巧は頭が悪くて、学校を休んだ事なんてなかった。 なんだかんだ言ったって、たぶん学校が大好きなんだろう。 その巧が・・・休み?? 無性に心配になった。 嫌な予感が、頭をかすめる。 ・・・まさか、事故・・・?? 「・・・俺、帰るわ」 「はっ?!今着たばかりじゃん?!」