「そっか・・・つか、大丈夫??お前?」 昨日の電話の事。 放課後、俺はすべて巧に話した。 目の前にある、冷たい炭酸を手にとって飲む。 平日のファーストフード店は、小さな子どもとその母親たちで、案外賑わっていた。 「・・・大丈夫って??」 「いや・・・なんか、壊れそうな気がして」 巧が、俺から視線を逸らした。 「お前・・・天音さんの幸せとか色々言ってるけどさ、自分の幸せも少し考えろよ」