「どいてください」 誰かが先輩方を避けて 私の元へ来た。 三宅くんだった。 「大丈夫か?足捻っただろ」 「う…うん…」 「立てるか? まぁ良いや。めんどくさいし。 ちょっとごめん」 次の瞬間 私は体が浮いた。 三宅くんにお姫様抱っこをされている。 「「キャーーーっ!」」 「三宅くんカッコいいー//」 私たちに皆の注目が突き刺さる。 「ごめん…恥ずかしいね(笑)」 恥ずかしいけど嬉しいよ… 「…ありがとう」